買取のシステム
プライベート・バンクも顧客の金融資産規模を正確には公表しないが、一般的に金融資産で最低3億円以上は必要といわれており、上のクラスは数十億、数百億円まで幅広い。
ちなみに日本で資産1億円以上を持つ人は、全人口のわずか0・4%といわれ(日本銀行金融広報中央委員会推計)、マイノリティをターゲットとしたビジネスである。
このプライベート・バンキングはVクテのほか、Cティバンクグループ(ただし日本からはプライベート部門は撤退)やUBSグループなどの外国勢が先行しており、日本の商業銀行をはじめとした金融機関は出遅れ感があることは否めない。
日本の金融機関がこれまでリッチをターゲットにした金融サービスに全く関わっていなかったというわけではない。
大手銀行であれば上場企業と広範なお付き合いがあり、その延長で経営者の個人資産の運用管理もサポートしてきた。
リッチが多く住むというエリアの支店では、リッチな顧客向けに立派な応接室が昔からあるという。
高額納税者番付に常にリストアップされるリッチとの付き合いは全くないわけではないのだ。
ただ日本の商業銀行が、金融資産規模や預金額にかかわらず利用してくださる全てのお客様にサービスを等しく提供するという「大衆(マス)向けサービス」を志向してきた為、億単位の金融資産を持つリッチにだけ差別的なサービスを提供するという取り組みに積極的に挑戦しにくいという背景もあったのだろう。
ここにきてプライベート・バンキングに興味を示す顧客が増加して、それに合わせて日本の金融機関もプライベート・バンキング事業に大々的に参入してきた。
その背景には2005年4月のベイオフ解禁によって1000万円を超える預金が保護されなくなり、資産管理に目覚めた顧客が増えてきたこと、大量定年時代を迎えて数千万円の退職金を得たリッチなシニア(まさしくニューリッチ)が遺産相続や老後対策を相談したいニーズが増加してきたこと、IPOで数千万、数億円単位のキャッシュを手にした平成長者たちが誕生したこと、貯蓄率の高い日本人がリスクの高い投資にも目覚めてきたことなどをあげることができる。
代々続く名家や金持ちは、よほどのことがない限り取引金融機関を変えることがないため、後発で取引金融機関を変えてもらうのはかなり難しいと言われる。
退職金を手にしたリッチなシニアや平成長者の場合、本格的な資産運用管理そのもののピギナーであるケースが多いため、金融機関にとって新規顧客として有望である。
ただニューリッチの場合、一般的に資産運用管理の「経験値」が少なく、身内でも相談できる人が少ないため、プライベート・バンキングの存在やサービス内容への理解度もそう高くない。
よってプライベート・バンキングの存在やサービス内容をニューリッチにアピールすることが必要不可欠である。
そのためには利便性の高い場所に相談拠点(オフィス)があることが必要であるし、ホームページや雑誌でサービス内容を告知することも必要であろう。
海外プライベート・バンクの多くがどちらかというと大々的に告知することもなく、着実に(取扱いはグローバルに)ビジネスを展開しているのと比較すると対照的ではある。
スイスのVクテFMCのような至せり尽くせりのサービスを提供できるプライベート・バンクヤルアドバイザーや財務コンサルタントが無料または割安な相談科で株式投資セミナーや年金運用相談などに対応してきたため、日本流プライベート・バンキングのニーズは金融資産数千万円クラスまでと裾野は広い。
海外のプライベート・バンク並みの顧客選別とサービスレベルを提供するのにはかなりマイノリティなビジネスではあるが、金融資産数千万円クラスまでターゲットを広げれば日本流のプライベート・バンキングのビジネスマーケットはかなり広いことになる。
この金融資産数千万円クラスにはまさしくニューリッチが多く存在している。
日本の金融機関が展開するプライベート・バンキングについていくつか紹介しよう。
銀行・信託銀行・証券会社といった大手金融機関の多くは既にプライベート・バンキング事業をスタートしている。
ターゲットとする金融資産規模は低ければ1000万円クラス、高いものでは5億円規模と幅広いのが特徴である。
例えば、Mフィナンシヤルグループの全額出資子会社である個人富裕層プライベート・バンキング専門会社「Mプライベートウエルネスマネジメント」は、5億円以上の金融資産を持つ超リッチをターゲットにしており、資産管理・運用だけでなく自動車や絵画などの仲介も幅広く行っていくという。
海外のプライベート・バンクを限りなく目指したビジネスモデルといえよう。
同じようにS友信託が金融資産5億円以上の超リッチをターゲットに「Sウエルネスパートナーズ株式会社」を設立し、必要に応じてグループ外の商品も提供するという。
他にも大手金融機関は同様なプライベート・バンキング専門会社を設立、または計画中である。
金融資産1億円クラスぐらいまでターゲットを拡大しているところも多い。
プライベート・バンキングを日本流に広義にとらえているのが、ATM手数料無料などで注目されるS生銀行である。
新生銀行では金融資産1億円以上の顧客向けのプライベート・バンキング事業とは別に、預入資産1000万円以上のプラチナ会員を対象に「プラチナセンター」を開設している。
プラチナセンターは銀座と梅田にあり、個室で資産運用の相談ができる専用スペースである。
顧客側にとっては気軽な相談場所であり、プライベート・バンキングの「お試し」の場所でもある。
銀行側にとっては上のサービスに引き上げる「有望潜在顧客」との接点の場でもある。
ニューリッチの多くは、親(先祖)が金持ちや名家で「銀のスプーン」をくわえて生まれ育ってきたわけではない。
よってお金持ちが多く住むというエリアに集中して住んでいるわけでもないし、百貨店の外商リストに載っているわけでもない。
もともとのリッチが暮らし全般に全方位的におカネをかけるのに対して、ニューリッチは不動産に興味がなければ平気で11DKの賃貸マンションに住み続けるし、仕事が趣味でファッションに興味がなければ平気でYニクロカジュアルで全身を固めている。
高額消費だと騒がれながら、事業者側が一番悩んでいるのが、日本のどこかで生息しているニューリッチを探し出すことである。
ニューリッチを探し出すためには、おびきよせるエサが必要である。
ニューリッチが好むラグジユアリーな商品・サービスを提供する場を創り出し、その存在をアピールすることだろう。
都心一等地のレクサスのような高級車ショールーム、世界的に有名な高級ホテルなどの高級ブランドショップ、オープン情報がマスメディアを通じて紹介されることで、興味を持つニューリッチは向こうからやってくる。
ニューリッチは常に最新情報にアンテナを張った、行動的な人ばかりではない。
ニューリッチのなかには、深夜や休日まで仕事に追われ、家からほとんど出ることがない人(SOHOやデイトレーダーなど)も多い。
銀行口座にはおカネがどんどん貯まっていくが、時間もチャンスもないので消費をしない人たちだ。
こういった人たちにとっては、ニューリッチの興味をそそるラグジュアリーな商品を取り揃えたショッピングサイト、オークションサイトが人気である。
快適な暮らしを実現するための買取を選んでみました。買取の知識が一目瞭然です。
今後の買取が始まります。結構珍しい買取だと思います。
買取をみてきたから言える、本当に利用者が満足する買取の解説です。